単語帳で一生懸命英単語を覚えて、単語テストする・・・
というのは、日本の英語教育の基本ですが、単語テストでどれだけ100点を連発しても、ネイティブ英語には歯が立たないというのは、よくあることです。
中学高校で習う簡単な単語を組み合わせた日常表現であっても、日本では習ってないことがありますから、ぜひこのサイトでチェックしてください。
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0 Englishは高校時代にオーストラリアに留学し、肌で英語を学びました。受験に勝ちたいなら単語テストは役に立ちます。だけど、英語を話したいなら、実際に聞いて、話す体験をするのが一番です。
I meanとは?
会話の中で、文頭によく出てくる「I mean」。
“mean”は、単語帳を見ると、2つの意味が出てくるはずです。
①意地悪な(形容詞)
②意味する(動詞)
形容詞であれば、meanの前にbe動詞がつきますね。
I'm mean.(私は意地悪です。)
こんな表現を、人生ですることはあまりないかと思いますが(笑)、当然ながら今回の「I mean」は、②意味する(動詞)の方で使います。
例えば、こんな感じです。
補足説明の「I mean〜」
Mom, what’s for dinner? (ママ、夜ご飯なに?)
Well, I’m not sure yet. What do you want to have?(えっと、まだわからないんだけど。何が食べたい?)
Then let’s go to Maccas! I mean McDonald’s!(じゃあ、マカーズ行こうよ!マクドナルドってこと!)
この場合は、先に言ったことを補足説明しています。
“Maccas”(マカーズ)だと通じないかなと思って、“McDonald’s”と言い直してるんですね。
オーストラリアでは、マクドナルドをMaccas(マカーズ)と言います。カとコの中間くらいの音でいうのがおすすめです。海外からの留学生が集まると、マクドナルドを自分の国でなんていうかで結構盛り上がりますよね。
否定して補足説明する「I didn’t mean」(過去形)
No! I just said I’m not sure yet. I didn’t mean I’m not gonna cook! No Maccas for dinner!(ダメよ。ただ、まだわからないって言っただけよ。料理しないってことじゃないわよ。夕食にマクドナルドはダメよ。)
「I didn’t mean」という過去形でも使えます。
これは、「そんなこと意味してない」=「そんなこと言ってない」となります。
相手の言ったことを否定した上で、自分が伝えたいことを補足説明しているんですね。
「I didn’t mean that.」(そんなつもりじゃなかったんだけど)という表現もよく使います。
相手が言ったことを確認する「You mean〜?」
会話の中では、時々相手の言ったことを確認する際に、疑問文を使わずに、こんな風に尋ねます。
Mom, I have a headache.(ママ、頭が痛いよ。)
Are you OK? So you mean you’re gonna be late for school?(大丈夫? ってことは、学校に遅刻するってこと?)
Yeah, I think so.(うん、そうしようと思うよ。)
「gonna」は「going to」の略です。gonnaの後には、動詞の原形をつけて、「〜する予定」という未来形で使えます。
直前の言い間違いを訂正する「I mean」
Mom, school is off on this Friday! I mean Thursday! (学校が金曜日休みだよ!そうじゃなくて言いたかったのは、木曜日ね!)
OK, I see! (オッケー、わかった!)
「School is off.」(学校が休み)もおかん的には覚えておきたい使い方ですね。
本気だよの「I mean it」
文章の最後に、「I mean it」をつけることで、「本気だよ!」という意味で使うこともあります。
例えば
I don’t wanna go to university, Mom.(大学には行かないよ、ママ。)
Oh, how come?(ええ、どうしたの?)
I wanna be a YouTuber! I mean it!(ユーチューバーになりたいんだ!本気だよ!)
昨今、よくある親子の会話じゃないかなと想像しますが(笑)。ちなみに、「wanna」は「want to」の略です。wannaの後には、動詞の原形をつけて、「〜したい」という意味で使えます。